安心計画 社長　小山田 隆広
 

会社を設立して8年が経過した96年。
当時47歳だった私は、両親と一緒に20年間、 住み続けた家を建て替えることにした。大学生と高校生になっていた娘2人は将来、 嫁いで家から離れていく。
それまでに子どもたちと有意義な時間を過ごすためにも新たな住まいをつくる決意をした。
間仕切りを取り払ったワンフロアーのセンターダイニングをイメージし、完成した新居では、どっしりと鎮座した丸太のテーブルに家族が集まり会話も増え、娘たちは家に友達を呼ぶようにもなった。木造3階建てで外壁は杉板、窓サッシも木製と自然素材にこだわった。
家造りの楽しさを知った私は、会社の営業品目を建設業全般から住宅事業に特化することにしたが、それが当社の転機にもなった。
「家は幸せをつくりだす」と感じた瞬間の1枚だ。
 

「月刊 財界九州 8月号」